うつ病

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出世うつ病

40代 男性 自覚症状 うつ気分・易疲労感・上司への恐怖感・不眠・食欲低下
大学卒業後から某会社に入社、現在も勤務中。元来の性格は貴重面で生真面目で小心、40歳になってから部下を持つ係長に出世。大きなプロジェクトのリーダーになるが、上司として部下を適切に指導できず、うつ気分・疲労感・起床困難が顕著になり、うつ状態に陥り労務不能となった。
当院受診後、マレイン酸トリミプラミンと塩酸マプロチリンの効果により症状は改善し、2月間の休養で職場復帰が可能となった。復帰前に行われた上司との話し合いによる環境調整が、病状の改善と職場への適応に顕著な効果をもたらした。5年経った現在も、“職場のみんなが気を使ってくれて、仕事が楽しい“と語っている。
過重な仕事が与えられても、“限界を超えている”と上
司や同僚に訴えるのが苦手で、自分一人で解決しようとし、疲れ果てて消耗しきってうつ病に陥ってしまう、燃え尽きうつ病型の性格傾向が顕著に認められた。このケースでは、治療者と上司の話し合いによる環境調整で、患者の居場所が復活し早期の職場復帰が可能となった。会社側の理解と協力の重要性を痛感させられた。反面、会社側にうつ病への正しい理解がなく、役立たず、怠けている、仮病でないかと捉えている場合は、当然ながら治りずらくなり、復帰まで数年も要することや退職に追い込まれることも少なくない。